今回は韓国語の変則活用のひとつ「르変則」についてです。
動詞や形容詞に接続表現や文末表現をつなげるとき、規則的に活用する用言と変則的に活用する用言の2パターンあります。
そこで、不規則活用のひとつである르変則についてルールや実際どんな活用をするのかまとめていきたいと思います。
韓国語の変則活用【르変則】ルール
르変則とは?
- 르変則って?
「모르다」「부르다」
のように語幹の最後が르になっているものが르変則に当てはまる - 르変則のルール
①語幹の後に아が続くと「르 + 아 → ㄹ라」になる
②語幹の後に어が続くと「르 + 어 → ㄹ러」になる
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用言の活用は大きく分けて3パターンありますが、르変則はそのうち1つのパターンで変則的な活用をします。
르変則はこのパターンに注意
- 語幹最後の母音によって活用が変わるパターン
르変則のルール、どの活用パターンに影響するかわかったところで、実際に르変則の用言がどのように活用していくのか見ていきましょう。
韓国語の変則活用【르変則】の活用①
르変則で気をつけるべき「語幹最後の母音によって活用が変わるパターン」をチェックしていきましょう。
step
1모르다 + 아요
- 用言:모르다(わからない)
- 文末表現:아요(語幹最後ㅏㅗ)/어요(語幹最後ㅏㅗ以外)
step
2르 + 아 → ㄹ라
- 語幹最後の母音「ㅗ」陽母音のため「아요」がつく
- 語幹「모르」の後に「아」が続くため「르 + 아 で ㄹ라」になる
※르変則活用の場合は語幹最後の「ㅡ」ではなく、「ㅡ」を除いた語幹最後の母音をチェックします
step
3몰라요
모 + ㄹ라요 = 몰라요
他の変則活用ではパッチムが脱落することが多いですが、르変則ではパッチムが入り込んでくるというパターンです。。
르変則活用 | ヘヨ体にする |
부르다(呼ぶ・歌う) | 불러요 |
마르다(渇く) | 말라요 |
고르다(選ぶ) | 골라요 |
다르다 (違う) | 달라요 |
기르다(飼う) | 길러요 |
오르다 (登る) | 올라요 |
서두르다 (急ぐ) | 서둘러요 |
아요が続くのか、어요が続くのか、これはしっかりチェックしないと間違えた活用形になるので要注意ですよ〜。
韓国語の変則活用【르変則】の活用②
르変則活用では1パターンだけ気をつけておけばよいので、
- 語幹の形に関わらず全部同じ活用をするパターン
- 語幹最後のパッチムの有無によって活用が変わるパターン
この2点に関しては正則活用の用言と同じように活用すればOKです💡
▼語幹の形に関わらず全部同じ活用をするパターンの例
文型 | 모르다を活用 |
-네(〜だなあ) | 모르네 |
-지 않다(否定) | 모르지 않다 |
-고(〜て) | 모르고 |
▼語幹最後のパッチムの有無によって活用が変わるパターン
文型 | 모르다を活用 |
-(으)니까(〜から) | 모르니까 |
-(으)ㄴ (形容詞の連体形) |
모른 |
-(으)면(〜たら) | 모르면 |
正則活用の用言と同じように活用していきます。
르変則まとめ
今回は韓国語の変則活用【르変則】についてまとめてみました。
▼その他の変則活用についてはこちら
・ㄹ語幹
▼用言の活用パターンについてはこちら
最後までお読みいただきありがとうございました。