韓国語

韓国語とハングルの違いって?基礎・成り立ち・歴史をおさえる

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今回は「韓国語」と「ハングル」についてです。

 

韓国語の独学スタートの第一歩的な感じになればいいなとまとめてみました。

 

韓国語とハングルの違いって何?

ハングルの歴史とは?

ハングルの成り立ちって?

韓国語と日本語の似ているところは?

 

この辺りについてギュッとまとめていきます。

 

早くいろんな単語を覚えたい!いろんなフレーズを覚えたい!という気持ちもありますが、勉強したいと思った韓国語・ハングルについての知識をちょっと高めてみませんか^^

 

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韓国語とハングルの違いって何?

 

まずは韓国語とハングルの違いってはっきり説明できますか?

 

韓国語を勉強する目的は人それぞれですが、韓国語を勉強していると「韓国語能力検定(TOPIK)」や「ハングル検定」を受けてみようかな〜なんて思ったり、意識することもあるでしょう。

 

そこでなんとなく「韓国語=ハングル」なんて考えている方がいらっしゃるかもしれません。

 

まあほぼ同じようなものではあるんですが、「韓国語」はOKでも、「ハングル語」は正確にはNGなんです・・・というのも・・・・。

 

  • 韓国語=言語
  • ハングル=文字

 

という大きな違いがあるのです。

 

日本語に置き換えるとよりわかりやすいかもしれませんね。

 

日本の公用語(言語)・・・日本語

日本語の表記に用いられる文字・・・ひらがな・カタカナ・漢字

 

韓国の公用語(言語)・・・韓国語

韓国語の表記に用いられる文字・・・ハングル・漢字(一部)

 

つまり、ハングルは日本語でいうところの「ひらがな」や「カタカナ」などの文字にあたるということ。

 

「ひらがな語」と言わないのと同じように、「ハングル語」というのもちょっとおかしな話・・・となってしまうわけです。

 

 

 

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ハングルの歴史

 

続いてハングルの歴史についてです。

 

ハングルが生まれる前までは、韓国でも日本と同様に中国から伝わってきた漢字が文字として使われていました。

 

しかし昔は王室や貴族などの限られた人しか漢字の読み書きができず、学校に行けない平民は文字の読み書きがままならないことが当然とされていたんですよね。

 

そこで1446年、「一般市民にも読み書きのできる文字を」という想いからハングルが誕生したのです。

 

ハングル作りを命じた世宗(セジョン)大王

新たな文字「ハングル」を作るために、学者を集め作らせたとして知られているのは、朝鮮王朝の第4代国王である世宗大王です。

世宗大王・・・?と思う人がいるかもしれませんが、

・ソウルの光化門広場にある大きな像も世宗大王
・韓国の1万ウォン札の人物も世宗大王

韓国に一度でも行ったことあれば目にしているはず・・・!

世宗大王は幼い頃から賢かったと言われていて、現在も学問の神的な存在として国民から尊敬されています。

 

 

世宗大王の命により、1446年にハングルが作られたものの・・・結局は「学の低い人が使う文字だ」と軽く見られてしまい、公式に国語の文字として使われることがなく埋もれてしまったんです・・・。

 

その後400年もの歳月が経過してしまうのですが、1852年に当時の王の命によって、ようやくハングルが国の文字として認められ、公用語として使われるようになりました。

 

さらに「10月9日」はハングルの日に制定されているんですよ

 

※ハングルの日は世宗大王の功績を称えるとともに、ハングルの普及・研究を奨励する日で、ハングルの解説書「訓民正音」が公布されたと推定している10月9日に制定されました。

 

戦後には、韓国では「韓国で作ったハングル文字のみを使おう」という動きから漢字はほぼ使われなくなりました。

 

 

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ハングルの成り立ち

 

안녕하세요

감사합니다

 

このように丸や棒ばっかりで成り立っているのが「ハングル」ですよね。

 

韓国語を勉強して、文字の読み方・発音さえわかればなんてことないですが、全然勉強したことない人から見たらただの記号や暗号にしか見えないですよね。

 

そんなハングルですが、丸や棒にもきちんと意味があって、母音と子音でそれぞれ文字の成り立ち方が異なっているんです。

 

  • 母音:天(・)と大地()と人()を表している
  • 子音:発音器官(のど、舌、唇)を表している

 

子音はその文字を発音するときの、のどや舌、唇の形を文字に表しているんですよ。

 

(どういうこと??と思ったらイラストや画像などで調べてみてくださいね(私は絵心がないので上手く描けないので・・・))

 

さらに母音字は陽母音陰母音にわけることができます。

 

例えば・・・

 

「ㅣ」は西と東の境界線とも言われていて

  • 「ㅏ」は陽母音(東から太陽が昇るため)
  • 「ㅓ」は陰母音(西に太陽が沈むため)

 

同じく、「ㅡ」は大地の境界線と言われていて

 

  • 「ㅗ」が陽母音(地上を表す)
  • 「ㅜ」が陰母音(地下を表す)

 

 

こういった発想で作られたハングルは、合理的にわかりやすく作られた文字と言うことで評価されているんですね。

 

 

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韓国語と日本語の似ているところ

 

日本人は韓国語を勉強するのに有利と言われてたりしていますが、それは日本語と韓国語には似ている部分があるからです。

 

語順が似ている

 

日本語と韓国語は文章を組み立てるときの語順が似ています。

 

 

 

こんな感じに韓国語と日本語を比べてみても、語順が一緒なのでわかりやすいですよね。

 

語彙力や発音など勉強すべきことはたくさんありますが、日本人にとって韓国語は勉強しやすい言語であることには間違いないです。

 

 

漢字語が多くある

 

韓国でも、ハングルが誕生する前は漢字を使っていたので、漢字を起源として作られている「漢字語」も数多く存在します。

 

つまり、日本語と同じ意味・同じ読み方(発音)というわけです。これは覚えやすいですよね。

 

言語が違うので完全に同じ音というわけにはいきませんが、ほぼ同じ(似ている)ので、わかりやすく語彙力を増やしていくには漢字語が手っ取り早いとも言われています。

 

漢字語の例

  • 무리(ムリ): 無理
  • 무료(ムリョ): 無料
  • 도시(トシ): 都市
  • 도로(トロ): 道路
  • 기분(キブン): 気分
  • 여유(ヨユ): 余裕

 

 

漢字語は中国由来の漢字をもとに作られた言葉なので、漢字一字をハングル一字で表します。

 

なので一つ漢字語を覚えると数珠繋ぎのように語彙力を増やしていったり、新しい単語に出会った時に漢字語であれば意味が推測できる可能性が高いのです。

 

例えば・・・

 

日本人 : 일본인

漢字語 인 → 人

 

인(人)という漢字語を覚えてしまったら、そこから派生して・・・

 

人生 : 인생

漢字語 인 → 人
漢字語 생 → 生

 

新たに、생(生)という漢字語を覚えたら・・・

 

生活 : 생활

漢字語 생 → 生
漢字語 활 → 活

 

とこのようにいろんな単語に応用して覚えていくことができます。

 

 

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まとめ

 

今回は韓国語とハングルについてまとめていました。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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