今回は用語の解説です。
韓国語を勉強しているとちょくちょく出てくる『語幹(ごかん)』というワード。
この『語幹』について今回はわかりやすく解説していこうと思います。
韓国語の「語幹」とは?わかりやすく解説
いろんな文型を勉強していると、
- 語幹+아요/어요
- 語幹+세요/으세요
- 語幹+ㅂ니다/습니다
などというように、「語幹」という言葉をよく目にします。
- 語幹とは用言にのみ存在するもの
- 用言の基本形は全て「語幹+다」になっている
ということで、ズバリ「語幹」とは何か簡単にわかりやすく説明すると、
用言の基本形から最後の「다」を除いた部分が語幹
具体的に用言を例に挙げて「語幹」と「語尾」はどこの部分を指すのかまとめてみました。
語幹とは何かを辞書で調べてみると、
用言の活用語尾を取り除いた変化しない部分
とありました。
とはいえ、活用パターンには変則活用もあるので、絶対語幹部分は変わらないというわけではありません。
ここは変則活用や様々な文型を覚えていくなかで「あ〜こういうことか」とわかってくると思います。
語幹のおさらいと種類わけ
用言の基本形から「다」を除いた形、ということで語幹とはどこの部分を指すのかがわかったかと思います。
ちょっとだけおさらいを。
基本形 | 語幹 | 意味 |
사다 | 사 | 買う |
만나다 | 만나 | 会う |
빌리다 | 빌리 | 借りる |
웃다 | 웃 | 笑う |
가깝다 | 가깝 | 近い |
바쁘다 | 바쁘 | 忙しい |
「다」を除くだけなので、簡単ですね!
そしてさらに語幹について付け加えると語幹にはいくつかの種類があり、2つのわけ方があります。
- 母音語幹
- 子音語幹
- ㄹ語幹
- 陽語幹
- 陰語幹
母音語幹・子音語幹・ㄹ語幹の区別の仕方は語幹の最後のハングルが何か?ということ。
例- 오다(来る)のように語幹最後が「ㅗ」などの母音のときは母音語幹
- 먹다(食べる)のように語幹最後が「ㄱ」などの子音のときは子音語幹
- 만들다(作る)のように語幹最後が「ㄹ」のときはㄹ語幹
続いてもうひとつの陽語幹・陰語幹の区別の仕方は語幹の最後の母音は陽か陰か?ということ。
例- 오다(来る)のように語幹最後の母音「ㅗ」などの陽母音のときは陽語幹
- 먹다(食べる)のように語幹最後の母音「ㅓ」などの陰母音のときは陰語幹
「ㅏ・ㅗ」が含まれる母音が陽母音で、「ㅏ・ㅗ」が含まれない母音が陰母音です。
語幹について理解できましたでしょうか。
語幹まとめ
今回は韓国語の語幹についてまとめてみました。
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