今回は韓国語のあいうえお表記についてです。
日本人の名前や日本の地名をハングルで表記しようと思ったらどうなるの?
そんな疑問を持ったときに便利なあいうえお表記を一覧表にまとめまして、さらに日本語をハングルで表記するときのポイントを一緒に紹介していきます。
韓国語(ハングル)の「あいうえお」表記一覧
▼基本の50音はこちら▼
+αで、濁点や半濁点、小さい「やゆよ」を伴った拗音をまとめた一覧表も作りました。
▼濁点・半濁点・拗音▼
この表を見れば自分の名前や出身地などの地名もハングルで書くことができますね。
表の中でもまとめているのですが、ちょっとだけ注意する点もあるので補足として紹介していきたいと思います。
韓国語で名前や地名を書くポイント
日本語をハングルで表すときのポイントを4つ紹介します。
①か行・た行 語頭と語中・語尾で使い分ける
表を見てみるとわかりますが、「か行」・「た行」・「きゃきゅきょ」・「ちゃちゅちょ」は語頭と語中・語尾で文字を使い分けるようになっています。
なぜ使い分ける必要があるのかというと、韓国語の発音変化のひとつ「有声音化」によるためです。
埼玉(さいたま) ➡︎ 사이타마
となりますが、もし「사이다마」としてしまうと、「さいだま」と読まれてしまい音が濁ってしまうのです。
そのため、語中・語頭では音が濁ってしまわないように激音である「ㅋ」「ㅌ」「ㅊ」を使う必要があります。
しかし、人名(名字も下の名前も)に関しては語頭でも激音を使うことが多いです。
高橋(たかはし) ➡︎ 타카하시
加藤(かとう) ➡︎ 카토
ちはる ➡︎ 치하루
ともや ➡︎ 토모야
などなどですね。
ただ・・・!人名ってちょっと複雑で・・・。
例えばローマ字で名前を表記する場合も「加藤さん」の場合「KATO」「KATOH」「KATOU」と3パターンある・・・と同じように、ハングルでの表記も「카토」「가토」の2パターンはあり得るので、柔軟性のある心で見てみてくださいね。
②小さい「つ」→パッチム「ㅅ」
表の中では促音と呼ばれる小さい「つ」については書いてありませんでしたね。
「鳥取(とっとり)」や「服部(はっとり)」などといった地名や人名を表記したい時に使うこの促音はパッチム「ㅅ」を使います。
鳥取(とっとり)➡︎ 돗토리
服部(はっとり)➡︎ 핫토리
パッチム「ㅅ」をつけるだけなので、一度知ってしまえば簡単ですね。
③「ん」→パッチム「ㄴ」
小さい「つ」以外にもう一つパッチムで表される文字が「ん」です。
「仙台(せんだい)」や「あんな」などといった地名や人名を表記したい時に使えますね。
仙台(せんだい)➡︎ 센다이
あんな ➡︎ 안나
これも一度知ってしまえさえすれば問題なさそうですね^^
④ざ行の音は韓国語には無い
最後にもう1つ補足です。
日本語では「さ行」と「ざ行」がありますが、さ行を表すハングル「ㅅ」は音が濁ったりしません。
そのため、日本語のざ行に一番近しい音として「ㅈ」を使って「ざじずぜぞ」を表します。
注意ポイント
韓国人がカタコトの日本語で「どうじょ」や「〇〇ごじゃいます」という発音になってしまうのはこのため!!!
日本語に韓国語で読み方を振って勉強したりすると、日本語の「ざ行」ではなく韓国語の発音「ㅈ」が出てきてしまっている・・・というわけですね。
これを自分たちに置き換えると、韓国語の読み方がわからないからといって、いつまでも日本語の読み方をふって韓国語を話していても、韓国語の発音はなかなかマスターしづらいということですね。
日本語と韓国語は別物の言語なので音の数や発声方法も異なり、100%完璧に韓国語を日本語の音に置き換えることはできません💡
まとめ
今回は韓国語をあいうえお表にした一覧表を紹介しました。
これで、名前や地名をハングルで書くことも、駅などで見かける駅名ハングルも読むことができますね^^
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